院長ブログ
冷やす?温める?
2017年07月03日
皆さまは、身体のあちこちが痛いとき、冷やしていますか?温めていますか?
これを間違うと痛みが強くなり、悪化してしまいます。
急なケガ、例えば捻挫や打撲、寝違え、ぎっくり腰の際は局所で炎症を起こしています。血液の流れが増し、腫れて熱を生じて痛みを出しています。これらには発熱を抑えること、つまり冷やすことが大切です。
逆に慢性的な肩こりや腰痛などは、炎症というよりは痛めた局所に疲労が蓄積しています。筋肉は硬くなり血液の流れが悪くなり、重だるいような痛みが続いています。これらはむしろ温めて、血行を促進してあげることが大切なのです。
ケガの場合は2~3日くらいは冷やすのが良いでしょう。その後痛みが和らいだ時期には温めると良い、と覚えておきましょう。
膝関節は急な痛みでは冷やして、慢性的な痛みには保温がいいようです。肩関節は冷えると痛む、とおっしゃる方が多いですね。
これらを参考にしながら生活し、痛みがあれば気軽に受診、相談してみてください。